南笠東学区 地域支え合い運送支援事業協定書調印式を行いました!
10月10日(土)に、草津市社会福祉協議会2階研修室において「南笠東学区 地域支え合い運送支援事業協定書調印式」を執り行いました。
地域支えあい運送支援事業は、高齢者・障害者等、社会とのつながりが希薄化している人や、日常生活支援が必要な人に対し、閉じこもり予防や介護予防、地域でのふれあいの場への参加促進等、地域が主体的に取り組む支えあい活動を支援するために、草津市社会福祉協議会から地域へ車両を貸与し、地域のボランティアで送迎をしていただく事業であり、現在、志津南学区と山田学区、老上学区・老上西学区(合同)でそれぞれ活動が展開されています。
そして新たに、南笠東学区でも事業を開始されることとなり、事業開始にかかる協定書を取り交わしました。
南笠東学区は、高齢化率だけを見れば、令和2年4月1日現在では、市内14学区の内8番目で20.7%の若い学区です。(草津市全体では、22.2%)比較的若い学区に感じられますが、平成22年度と令和2年度の過去10年間の各学区の高齢化率の進み具合を調べると、市内14学区中1番に急激に高齢化が進んでいる学区となります。
これまで学区社協を中心に、健幸なまち南笠東プロジェクトや医療福祉を考える会議等を進められており、高齢者の暮らしの問題が見えてきました。
【地域では・・・】
これらの話を受けて、参加者が今、取り組んでいる活動や、コロナ禍で工夫していること等を参加者同士で意見交換を行いました。
地域サロン等、人が集まる活動では、換気・消毒の徹底や、外で取り組む活動(グラウンドゴルフ等)に力を入れるなど、工夫をしている話の他、一人暮らし高齢者宅等の訪問活動時の感染症対策等については訪問看護ステーションでの取組を教えていただくような場面もありました。
活動を待っていてくれた方も多く、来られた方々の笑顔を見ることで喜びを感じたという話や、待ってくれている人たちのために、コロナ禍を考慮しながらも今できることをやっていきたいというお声も挙がりました。
今回、新型コロナウイルス感染症があったからこそ、再確認した「人と人とのつながりの大切さ」。今後はそのつながりを紡ぎ続けるために、住民同士が支え合い助け合うまちづくりを目指していきます!
学区内では、買い物をする場所や病院も少なく、また、文化ゾーンからJRまで高低差がある学区のため、高齢者の方々が歩いていくには少し不便であると考えられ、この事業を実施することを検討されてきました。「困った人を一人も見逃さない住みよいまち南笠東」を目指し、さまざまな活動を展開されており、単なる移動手段だけでなく住民同士の「心のつながりをつむぐ」地域福祉活動としてこの事業を開始されます。
草津市社会福祉協議会といたしましても、本事業が軌道にのり、そして継続していくよう、これからも寄り添って支援を行っていきたいと思います。