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※地域助け愛応援駐車場は、現在運用方法を地域と事業所が検討中です。活用時期などは未定ですので駐車場活用の要望に関するお問い合わせはお控えください。

老上・山田・笠縫東・矢倉学区で取り組んでいます。

ピカッと草津

第42回滋賀県社会福祉学会奨励賞をいただいた地域の取組!

生活支援体制整備事業第2層協議体「医療福祉を考える会議」にて取り組んでいます

 「ピカッと草津」は、在宅サービス事業所が抱える駐車場問題を切り口に在宅サービスに光をあて地域の理解を広げる 取組です。理解を広げるために、多くの意見をお聞きしながら時間をかけて丁寧に進めています。

 老上・山田・笠縫東の3学区がモデル学区となり、医療福祉を考える会議の場で一人でも多くの方に理解の輪を広げることができるよう取組を進めています。新たに矢倉学区も取組をスタートするなど、この取組への関心が高まりつつあります。

第42回滋賀県社会福祉学会 奨励賞を受賞しました!!

「在宅化を進める地域づくり~在宅サービス訪宅時の駐車場問題から見えてくる地域理解の必要性~」

◆医療福祉を考える会議とは・・・

 本会では、草津市から生活支援体制整備事業を受託しています。その中で、高齢者の生活を支えることができるよう、地域の実情に応じた地域づくりを進めていくため、小学校区ごとに生活支援コーディネーターを配置し、「医療福祉を考える会議」を展開しています。

 この会議では、地域の様々な活動者、医師、介護事業所、地域包括支援センター、行政、市社協などが集まり地域の福祉課題を共有するとともに、必要とされる活動を語り合い、実践しています。

生活支援コーディネーターは、地域に寄り添い、地域の声を聞きながら「福祉で地域づくり」の中核を担っています。

○これから在宅化が進んでいく背景

  • 滋賀県は、平均寿命と健康寿命の差が大きい
    つまり介護サービス等なにかしらの支援が必要な期間が長い
  • 今後、サービスを受ける高齢者増加していく。

○最期を迎えたい場所は・・・?

  • だれもが『在宅で健幸に暮らし続けたい』と願っている!

○在宅で健幸に暮らし続けるには・・・

どちらも大切!

 しかし! 

○事業所が抱える悩み

 在宅サービスを提供するにあたり、駐車場がないことで駐車違反になったり苦情が入っている現状が見えてきました。草津市内の一部でとった事業所困りごとアンケートで36事業の内33事業所が駐車場の確保に困っています。また、17の事業所が『事業所の名前が入った車を停めないでと言われたことがある』と回答されました。

○草津市内で実際にこんなことが起きています

  • ケアマネジャー、ヘルパー、訪問医、訪問看護師が最期のお見送りのために、ご利用者宅付近に車を停めて、お見送りを終えて戻ってくると、地域から苦情が入ったことで4台すべて駐車違反の切符がきられていました。
  • 「恥ずかしいから、事業所の名前が入った車を停めないで」と苦情が入り、離れたところに車を停めて支援を実施されています。「最後にお見送りをしたい」そんな思いすら叶えられない地域でいいのでしょうか

「在宅サービス訪宅時の駐車場問題

「サービスに対する地域の理解不足

事業所の声

  • 温かい目で見守っていただける雰囲気づくりをしてほしい
  • 支援を受けることは恥ずかしいことではないことを理解してほしい

地域の意識を変えてほしい!!

 そこで! 

テーマを設定し、段階的に在宅サービスの理解を広げる

 まずは、駐車場の課題があることを知っていただき、サービスの大切さや身近なことであることを認識していただきます。そして、事業所から駐車場について困った事例などをお話いただき、地域の理解の大切さを実感していただくことで、地域で自分には何ができるのかを考えるきっかけにしていただきます。

 また、利用できそうな駐車場をみんなで協力して出し合い、呼びかけが可能なところに地域や事業所が呼びかけを行います。理解を広げ、この取組に賛同してくださったことで開いた「地域助け愛応援駐車場」は現在、事業所と地域で運用の方法を検討中です。

目指すのはだれもが健幸に在宅で住み続けられる地域

地域の理解が広がれば、在宅サービスを利用する住民を見守ろうとする温かい心が増えて、駐車場問題を乗り越えることができるのではないのでしょうか。

このことを、一人でも多くの方に我が事と感じていただき、いつか自分や家族がサービスを受ける時に周りの方たちの理解を得て、お互いに支え合える地域づくりを、地域の活動者、事業所、地域包括支援センター、行政などが連携して実現していきます。

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